続!舞台裏にようこそ!
 

前回までのあらすじ:
何だかんだ言い訳しながら更新をサボっていた我々スタッフを襲う
衝撃のメール・・・・ それはなんと スペランカーの開発関係者様からの手紙だった。

こんなまたとない機会逃してなるものか〜 と、当時の様子をメールインタビュー。
その回答のなかで当時のメンバーの方々の名前も挙がった・・・

いろいろ当時のお話を伺いたい・・・でもインタビューってできるのかな?
まぁ、返事がなくても仕方が無い・・・・その時はサイト名が悪かった
・・・と思ってあきらめよう。

というわけでインタビュー依頼を出したところ早速返信が!わくわく・・・

さぁその内容とは・・・

 

はるゆき様 はじめまして。
ディンプスで広報を担当しております ・・・

〜略〜

まずはご質問を返信メールにてお送り下さい。宜しくお願い致します。

 

あ・・・そりゃそうだ。会社組織なんだから必ず広報の方が間にいらっしゃるはずなのに
ついすぐに返信がきたのでうかれておりました。

まずは却下されてなくてよかった〜と思いながら質問内容を送信っと・・・では・・・

 

〜舞台裏にようこそ!〜

 

はじめに このたびは、津村様からのご紹介でお問合せ頂きありがとうございます。


津村様とはアイレム在籍時代にご一緒にお仕事をさせて頂いておりました。 当時、津村様は私の直属の上司で大変お世話になりましたので、 今回津村様からご紹介頂いたことは大変光栄に思っております。

私は「ロードランナー(業務用)」の制作を最後にアイレムを退職し その後カプコンへ移ったため、残念ながらご質問にある「スペランカー」 の制作には携わっておりません。 つきましては、お答えできる範囲でご回答申し上げたいと思います。


開発の雰囲気について
当時の開発での雰囲気やエピソードなど教えてください。

当時、アイレムには20名弱の開発人員がいたように思います。
現在のように大人数で分業しながら開発を進める、というのではなく、
1〜3人のゲームクリエーター+プログラマーというのが開発の基本スタイルでした。「職人仕事」に近いイメージですね。

当時、担当はどれぐらいに分かれていたのでしょうか
(個人的にはあの明るい洞窟のBGMがどなたが作曲したのか気になります)

僕自身は全てのパーツを自分でやらないと気がすまないタイプでしたので、
「ムーンパトロール」「スパルタンX」もプログラミング以外は全部自分 1人で担当しましたが、通常は、上記質問でお答えした通り数名のクリエーター+プログラマーで分担します。
「スペランカー」のBGMはおそらくアイレム社内のサウンド担当者が作曲したのではないでしょうか。

 

正確には津村様から紹介というよりは押しかけインタビューに近いので、恐縮です。
やはり当時の開発というのはアイレムでも少数で行われていたんですねぇ。

この頃のゲームがなんとなく当時遊んでいた僕らに近かった気がするのも
それだけダイレクトに開発者の意思が伝わってきていていたからなのかもしれませんね。

 

近況やPRなど、その他いまだにファミコンのゲーム好きな人々に一言あればどうぞ!

カプコン、SNKと会社を移り、2000年に株式会社ディンプスを立ち上げました。
現在はディンプスの代表取締役を務めております。

ディンプスは現在のところ受託開発を中心に行っておりますが、メンバーの多くはこれまでオリジナルゲームを開発してきたメンバーであり、やはりオリジナル作品の開発こそが我々の原点であると考えております。

今後は、プラットフォームなどの既存の枠にとらわれることなく、幅広いフィールドでデジタルコンテンツを生み出していくことが目標ですね。

ファミコンは今のゲーム機に比べると、ハードがシンプルで容量も少ないのですが、そこに詰まっているゲーム的要素は現代のゲームにも見劣りはしません。

逆に言うと、ファミコン以降次々と新しいゲーム機が生み出され、グラフィ ックの鮮度やハードのスペックは上がったものの、ゲーム的要素は根本的には変わっていないということになります。

つまり、テレビゲームのベースはファミコン時代に作られたということでしょう。ただ、ファミコン以降ゲーム要素が変わっていないというのは、我々クリエーターの怠慢かもしれませんね。

最近はいままでとは違うインターフェイスをもつゲーム機も登場してきたことだし
これからのゲームメーカ各社の動向が見逃せないですねぇ。

というか・・・いまだにスターラスターをクリアするために年休を取得したりしているポン吉氏を
はやく開放してあげてください・・・(^^;

直接スペランカーの開発には関係していらっしゃらなかったのは残念・・・というより・・・ますます恐縮ですが
・・・当時の貴重なエピソード など知ることができてとてもうれしかったです。

インタビューへのご協力ありがとうございました!

 

さて、当サイトでは相変わらず気長に関係者方々の情報や、裏技や、解析ネタ、熱いプレイ映像などなど
楽しい情報をおまちしております。我こそは?という方は気軽にメールしてくださいね。では!

 

(2006.11.27)


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